2025/09/24
健康管理をサポートするアプリ17選!食事や運動、睡眠を便利にチェック

目次
はじめに
現代社会において、健康への意識はますます高まっています。忙しい日常の中で、自分の体調や健康状態を記録・管理することは簡単ではありません。しかし、スマートフォンの普及により、健康に関する記録がより身近で便利なものとなりました。
スマホで利用できる健康記録アプリは、運動量の記録、食事の記録、睡眠時間の管理、血圧の記録など、様々な健康データを記録できるツールです。iPhoneやAndroid端末で利用できる無料アプリから、スマートウォッチと連携するアプリまで、選択肢は豊富です。
特に女性にとっては、生理周期の記録や体温記録など、性別特有の健康記録機能も充実しており、包括的な記録管理が可能になっています。本記事では、健康記録アプリを厳選してご紹介します。
デバイスとの連携により、歩数計測から心拍数の記録まで、従来では記録が困難だった項目も、日常的に記録できるようになりました。これらのアプリを活用することで、健康に関する記録の習慣化が期待できます。
重要な注意事項
本記事で紹介するアプリは健康記録を目的としたものであり、診断・治療・予防を目的とした医療機器ではありません。体調に関する判断や医療行為については、必ず医師などの医療従事者にご相談ください。
アプリで健康記録をするメリット

継続しやすい記録システム
健康記録アプリの最大のメリットは、継続性にあります。従来の手書きの記録と異なり、スマホは常に携帯しているため、リアルタイムでの記録が可能です。食事の写真撮影、歩数の自動計測、睡眠時間の自動記録など、負担を最小限に抑えながら詳細なデータを蓄積できます。
多くのアプリでは、記録を忘れがちなユーザーに対して、適切なタイミングでリマインダー通知を送信する機能を搭載しています。この機能により、食事記録や運動記録の習慣化をサポートします。
データの可視化と整理
健康データの可視化は、アプリならではの特徴です。体重の変動をグラフで表示したり、血圧の推移を月単位で整理したり、睡眠時間を数値化して表示することで、自分の健康状態に関する記録を整理して確認できます。 これらの記録機能は、医師との診察時にも参考資料として活用できます。過去のデータを医療従事者と情報共有することで、より詳細な問診に役立てることができます。
健康に関する情報の提供
健康記録アプリでは、運動方法、栄養に関する一般的な情報、睡眠に関する知識など、健康に関する一般的な情報を提供しているものもあります。
記録の共有機能
多くの健康記録アプリでは、記録の共有機能を提供しています。家族や友人との記録共有により、健康記録への動機を維持しやすくなる場合があります。
運動を記録するアプリ
包括的な運動記録アプリ

Nike Training Club
様々なワークアウト動画を提供するフィットネスアプリです。初心者から上級者まで、様々なトレーニング動画が用意されており、自宅でも運動を行うことができます。
アプリには、筋力トレーニング、有酸素運動、ヨガ、ストレッチなど多様なカテゴリーがあり、運動時間や強度も選択できます。スマートウォッチとの連携により、心拍数や消費カロリーの目安を表示しながらトレーニングを行えます。
Strava
ランニングやサイクリングに特化した運動記録アプリです。GPSを活用したルート記録、ペースの記録、標高データの記録など、スポーツ活動の記録に適した機能が搭載されています。
歩数計測・日常活動記録アプリ

Google Fit
歩数計測を中心とした日常的な運動記録に適したアプリです。スマートフォンの内蔵センサーやスマートウォッチと連携し、歩数、移動距離、消費カロリーの目安を自動で記録します。
WHO(世界保健機関)が推奨する運動目標を参考にした「Heart Points」システムを採用しており、中強度以上の運動に対してポイントが付与される仕組みになっています。この指標により、運動量の記録を行うことができます。
Apple ヘルスケア
iPhoneユーザー向けの健康記録プラットフォームです。歩数計測をはじめ、階段の上り下り、心拍数、血圧など、様々な健康に関するデータを記録できます。
ランニング記録アプリ
ASICS Runkeeper
ランニング初心者から経験者まで幅広く対応した運動記録アプリです。GPS機能を活用したルート記録、音声ガイダンス、個人の記録に応じたトレーニングメニューの提案など、総合的なランニング記録機能を提供します。
アプリには、様々なトレーニングプログラムが組み込まれており、マラソン大会への参加を目指す方から、健康維持のために軽いジョギングを始めたい方まで、運動記録を行うことができます。
食事を記録するアプリ

カロリー記録・栄養記録アプリ
MyFitnessPal
世界中で多くの人が利用する食事記録アプリです。豊富な食品データベースを保有しており、バーコードスキャン機能や写真による料理の記録機能により、食事の記録を行えます。
カロリー計算だけでなく、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルなど、詳細な栄養素の記録が可能です。食事のバランスをグラフで確認することで、栄養の記録を整理することができます。
あすけん
日本の食文化に対応した食事記録アプリです。和食を中心とした日本人の食生活に適した栄養記録機能を提供しています。
写真による食事記録アプリ
FoodLog
食事の写真撮影によって記録を行うアプリです。AI画像解析技術により、料理の種類や分量を判別し、カロリーや栄養素の目安を表示します。忙しい方でも継続しやすい、簡便な食事記録が可能です。
睡眠を記録するアプリ
睡眠記録アプリ

Sleep Cycle
睡眠に関する記録を行うアプリです。スマートフォンのマイクやスマートウォッチのセンサーを活用し、睡眠中の体動や音を記録することで、睡眠パターンを記録します。
アプリの特徴として、睡眠サイクルに合わせた「スマートアラーム」機能があります。浅い睡眠のタイミングでアラームを鳴らすことで、快適な目覚めをサポートします。また、睡眠に影響を与える可能性のある要因(カフェイン摂取、運動、ストレスレベルなど)を記録し、睡眠記録の参考にすることができます。
AutoSleep
Apple Watchユーザー向けの自動睡眠記録アプリです。手動での記録作業は不要で、Apple Watchを装着して寝るだけで、睡眠時間、睡眠の深さの目安、心拍数変動、体温変化などの詳細なデータを自動で記録します。
睡眠サポート・リラクゼーションアプリ
Calm
瞑想と睡眠に関するアプリです。「Sleep Stories」では、心地よいナレーションで読み上げられる物語により、リラックスした時間を提供します。また、自然音や環境音のライブラリも充実しており、個人の好みに応じた音響環境を選択できます。
Headspace
瞑想に関するコンテンツと、睡眠に関するコンテンツを提供しています。ストレス軽減、リラックスなど、マインドフルネス技法に関する情報を学ぶことができます。
その他の健康記録アプリ

血圧記録アプリ
血圧ノート
血圧測定値の記録に特化したアプリです。血圧測定値の記録、薬の服薬記録、食事や運動との関連記録などの機能を搭載しています。
測定データはグラフで表示され、日々の変動を記録として確認できます。記録したデータは医療機関での診察時の参考資料として活用できます。
女性の健康記録アプリ
ルナルナ
女性の生理・妊活に関する記録アプリです。生理周期の記録、基礎体温記録、排卵日の記録、体調の記録など、女性の健康記録に必要な機能を提供しています。
アプリには、生理周期に伴うホルモンバランスの変化に関する一般的な情報も含まれており、女性特有の体調変化について学ぶことができます。
Flo
国際的に利用されている女性向け健康記録アプリです。生理周期記録、妊娠・避妊に関する記録、更年期症状の記録など、女性のライフステージに応じた記録機能を提供しています。
※妊娠・出産・避妊に関する判断は必ず医師にご相談ください。
メンタルヘルス記録アプリ
Daylio
気分や感情の記録に特化したアプリです。1日数回、簡単な操作で気分を記録し、長期的な傾向を記録として確認することができます。
総合健康記録プラットフォーム
Samsung Health
運動、食事、睡眠、ストレスなどの記録を一つのプラットフォームで行える総合健康記録アプリです。スマートウォッチやフィットネストラッカーなど、様々なデバイスとの連携により、包括的な健康データの記録が可能です。
Fitbit
同社のウェアラブルデバイスと連携し、歩数、心拍数、睡眠、体重などの健康指標を24時間自動で記録します。取得したデータは記録として整理され、健康に関する一般的な情報とともに提供されます。
まとめ

健康記録アプリは、現代のデジタルツールの中でも身近で便利な記録手段となっています。スマートフォンという日常的なデバイスを活用することで、従来は困難だった継続的で詳細な健康データの記録が可能になりました。
運動記録では、歩数計測から本格的なトレーニング記録まで、個人のレベルに応じた幅広い記録機能が利用できます。食事記録においては、AI技術を活用した栄養記録や、専門的な栄養情報とともに、科学的な根拠に基づいた食事記録が行えます。
睡眠記録アプリは、最新技術を取り入れた記録機能により、睡眠パターンの記録を効果的に行うことができます。また、血圧記録や女性特有の健康記録、メンタルヘルス記録など、専門的な健康記録ニーズにも対応したアプリが充実しています。
これらのアプリを選択する際は、以下の点に注意することが重要です。
- 目的の明確化:記録したい健康項目や利用目的を明確にする
- プライバシー保護:健康データの取り扱い方針が明確で、適切なセキュリティ対策が講じられているか確認する
- 継続可能性:日常生活に無理なく組み込める使いやすさがあるか
- 医療従事者との情報共有:記録したデータを医療従事者との診察時に参考資料として活用できるか
iPhone、Androidを問わず、無料で利用できるアプリが多数提供されており、スマートウォッチなどのデバイスとの連携により、さらに詳細で正確な健康記録が実現できます。
重要な注意事項(再掲)
健康記録アプリは、あくまでも記録を目的としたツールであり、診断・治療・予防を目的とした医療機器ではありません。体調の変化や健康に関する判断、医療行為については、必ず医師などの医療従事者にご相談ください。アプリで提供される情報は一般的な健康情報であり、個人の体調や疾患に対する医学的アドバイスではありません。
適切にアプリを活用することで、健康に関する記録習慣の形成に役立てることができます。現在も新しい技術の導入により、健康記録アプリの機能は日々進歩しています。AI、IoT、ウェアラブルデバイスの発展により、今後もより詳細で個人に適した健康記録ツールが登場することが期待されます。
これらの記録ツールを上手に活用し、自分自身の健康状態を記録として残していくことで、医療従事者との診察時により詳細な情報提供が可能になり、より良い医療サービスの受診につながることでしょう。