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【口臭対策の完全ガイド】その口臭の原因は?セルフチェック法からケア・歯磨き粉の選び方まで徹底解説

【口臭対策の完全ガイド】その口臭の原因は?セルフチェック法からケア・歯磨き粉の選び方まで徹底解説

目次

はじめに

「もしかして、自分って口臭があるのかな……」

そう感じたことがある方は、少なくないはずです。口臭は、自分では気づきにくいにもかかわらず、多くの方が気にするデリケートなテーマです。

口臭は「なぜ起きるのか」という原因がある程度解明されており、原因に応じたケアの方向性も整理されています。この記事では、口臭の原因の分類から、自宅でできるチェック方法、日々のケアの基本、そして歯科医院への受診が必要なケースまで、順を追って解説します。

この記事でわかること

  • 口臭がなぜ起きるのか(原因の分類)
  • 自分でできる口臭チェックの方法と限界
  • 毎日のケアで意識すべきポイント
  • 歯磨き粉・フロスの選び方の考え方
  • 受診を検討すべきタイミング

なお、本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状への医療助言ではありません。気になる症状がある場合は、歯科医師または医師にご相談ください。

口臭の主な原因とは?歯周病や生理的要因を解説

口臭は「3種類」に分けられる

口臭は、大きく以下の3つに分類されます。これは日本口臭学会でも整理されている考え方です。

【1】生理的口臭

誰にでも起こりうる、病気ではない口臭です。起床直後・空腹時・緊張しているときなどに生じやすいとされています。

この背景には、唾液の分泌量が関係しているとされています。唾液には口腔内を洗浄・抗菌する働きがあり、睡眠中や空腹時には分泌が低下することが知られています。

【2】病的口臭

口腔内または全身の疾患が原因で生じる口臭です。

口腔内が原因のもの

  • 歯周病
  • 虫歯(う蝕)
  • 舌苔(ぜったい)の蓄積
  • 口腔乾燥症(ドライマウス)

全身疾患が原因のもの

  • 糖尿病
  • 肝疾患・腎疾患
  • 呼吸器疾患(副鼻腔炎・扁桃炎など)

これらが疑われる場合は、歯科や内科での診断・治療が必要です。

【3】仮性口臭症

客観的な口臭はないが、本人が口臭を強く気にしている状態です。

口臭の「においの正体」とは

口臭の主な原因物質として知られているのが、揮発性硫黄化合物(VSC:Volatile Sulfur Compounds)です。

VSCの代表的なものには以下があります。

  • 硫化水素(H₂S)
  • メチルメルカプタン(CH₃SH)
  • ジメチルサルファイド

これらは、口腔内の細菌がたんぱく質を分解する過程で産生されるとされています。

歯周病と口臭の関係

歯周病は、歯と歯茎の間(歯周ポケット)に歯周病原細菌が定着し、炎症が起きる疾患です。歯周病原細菌はVSCを産生することが知られており、歯周病は口臭の原因のひとつとされています。

歯周病は自覚症状が少ない段階から進行することがあるため、定期的な歯科受診によるチェックが大切です。

舌苔(ぜったい)について

舌の表面に白〜黄色っぽい付着物が見られることがあります。これを「舌苔」といい、食べかすや細菌、剥がれた粘膜などが舌の細かい突起(糸状乳頭)の間に蓄積したものです。舌苔は口臭の原因のひとつとされています。

自宅でできる口臭チェック法と正しい対策・ケアの基本

自分の口臭は気づきにくい理由

自分自身の口臭を正確に把握することは難しいとされています。

これは「嗅覚の順応(olfactory adaptation)」と呼ばれる現象によるもので、継続的に同じにおいにさらされると、脳がそのにおいを感知しにくくなります。

自宅でできる簡易的なチェック方法

正確な評価には歯科医院での専門的な測定が必要ですが、日常の中で「気になるかどうか」を確認する方法として、以下のようなやり方があります。

手首を舐めて乾かしてにおいを嗅ぐ

唾液を少量つけて乾燥させることで、唾液のにおいを確認できます。ただし、口腔内全体のにおいを反映するわけではありません。

デンタルフロスを歯間に通した後、においを確認する

歯間部のプラーク(歯垢)のにおいを確認できます。

コップに息を吐き込んでにおいを嗅ぐ

気になる場合の目安のひとつとして利用されることがあります。

いずれも「完全なチェック方法」ではありません。口臭の程度を客観的に把握したい場合は、歯科医院で専門の測定機器を用いた検査を受けることをご検討ください。

日常ケアの基本:まずここから

口腔内の細菌を減らし、においの原因物質が産生されにくい環境を整えることが、日々のケアの基本的な考え方です。

【歯磨き】

歯ブラシによるプラークの除去が基本です。特に就寝前のブラッシングについては、睡眠中に唾液分泌が低下することとの関係から、丁寧に行うことが勧められています。

【舌の清掃】

舌苔が気になる場合、舌専用のクリーナー(タンクリーナー)で清掃することが勧められることがあります。舌の粘膜は繊細なため、強い力での使用は避けてください。

【水分補給】

口腔乾燥(ドライマウス)は口臭の一因とされています。水分をこまめに摂ることは口腔を潤すための基本的な習慣のひとつとして挙げられています。

口臭ケアグッズの選び方:歯磨き粉とフロスの活用法

歯磨き粉(歯磨剤)の選び方

歯磨き粉にはさまざまな種類があり、「化粧品」と「医薬部外品」に分けられます。

  • 化粧品:洗浄・着色除去などを目的としたもので、厚生労働省が定めた56項目の範囲内に限り、効能効果を表示することができます。
  • 医薬部外品:国が承認した成分を配合し、承認された効能効果を表示できるもの(例:虫歯予防、歯周病予防など)。

フッ化物(フッ素)配合歯磨き粉について

フッ化物配合の歯磨き粉については、厚生労働省や日本歯科医師会が活用を推奨しています。日本国内での使用にあたっては、薬機法の規制に基づく基準が設けられています。

口臭ケアを謳う歯磨き粉について

「口臭を防ぐ」などの表示がある製品については、医薬部外品として国が承認した効能の範囲で表示されています。製品選びの際は、「医薬部外品」の表示と配合成分の承認効能を確認することが一つの目安になります。効果の現れ方には個人差があります。

デンタルフロスの活用について

歯ブラシだけでは、歯と歯の間(歯間部)のプラークを十分に除去することが難しいとされています。日本歯周病学会のガイドラインでも、歯間清掃用具(フロス・歯間ブラシなど)の使用が推奨されています。

フロスの基本的な使い方

  1. 約40cmを指に巻きつけ、1〜2cmのフロスを指間で張る
  2. 歯と歯の間にゆっくりと滑り込ませる(力任せに押し込まない)
  3. 歯の側面に沿わせてプラークをかき出す
  4. 使用箇所ごとにフロスをずらして清潔な部分を使う

フロスを使い始めた際に歯ぐきから少量の出血が見られることがあります。出血が続く場合は、歯科医師に相談してください。

マウスウォッシュ(洗口液)について

市販のマウスウォッシュには、口腔内の殺菌・消臭を目的としたものがあります。医薬部外品として承認されているものは、承認された効能効果の範囲内での使用が前提です。

マウスウォッシュは補助的なケア用品のひとつであり、歯磨きやフロスによるプラークの機械的な除去とあわせて使用するものです。

セルフケアで改善しない場合は?病院受診の目安と治療

こんな場合は歯科医院へ

以下のような状況が続く場合は、歯科医院への受診をご検討ください。

  • 日常的なブラッシングやフロスを続けても口臭が気になる
  • 歯ぐきから出血することがある
  • 歯ぐきが腫れている、または下がってきた気がする
  • 口の中が乾く感覚が強い
  • 歯が揺れる感覚がある

これらは歯周病やその他の口腔疾患のサインである可能性があります。気になる場合は、早めに歯科医師に相談することをお勧めします。

歯科医院でできること

  • 口臭の客観的な測定

口臭測定機器を用いて、においの原因物質の濃度を数値として確認できます。「自分の口臭がどの程度なのか」を客観的に確認したい場合、歯科医院での測定が一つの方法です。

  • 歯周病の診断と治療

歯周ポケットの深さや歯ぐきの状態を確認し、必要に応じてスケーリング(歯石除去)やルートプレーニング(歯根の清掃)などの処置が行われます。

  • プロフェッショナルクリーニング(PMTC)

専用の器具を使って、歯ブラシでは除去できない付着物の除去を行います。定期的な口腔管理の一環として、歯科医師や歯科衛生士に相談してみてください。

口腔以外の原因が疑われる場合

口腔内のケアを続けても口臭が改善しない場合、全身疾患が関係している可能性があります。その場合は内科・耳鼻咽喉科・消化器科などへの受診が必要になることがあります。まずはかかりつけの歯科医師または医師にご相談ください。

「口臭外来」について

一部の歯科医院や大学病院には「口臭外来」が設置されており、口臭の測定・原因の特定・治療計画の立案を専門的に行っています。長期間口臭が気になっている方は、こうした専門外来への相談も選択肢のひとつです。

まとめ

この記事で解説した内容を整理します。

テーマポイント
口臭の種類生理的口臭・病的口臭・仮性口臭症の3分類がある
においの原因物質VSC(揮発性硫黄化合物)が主な原因物質とされている
口腔内の主な原因歯周病・虫歯・舌苔・ドライマウスなど
セルフチェックの限界嗅覚順応により自分の口臭は気づきにくい
日々のケアの基本ブラッシング+フロス+舌清掃を組み合わせる
歯磨き粉の選び方医薬部外品の表示と承認効能の範囲を確認する
受診の目安出血・腫れ・乾燥・ケアで改善しない口臭が続く場合

口臭は、原因の種類によって対処の方向性が変わります。まずは日々のケアを丁寧に行うことが基本ですが、自分では判断しにくい場合や改善が見られない場合は、歯科医院に相談されることをお勧めします。

この記事の著者 : みんウェル 編集部 (株式会社ICST 営業部)

医療機器営業とオウンドメディア運営の二刀流

これまで、衣料量販店のオウンドメディアの記事制作や、日用品メーカーの社内報の立ち上げに携わり、現在は医療機器の営業活動に邁進。
「医療機器だけでなく、日々の暮らしに役立つ情報もお届けしたい」という想いから、初めての自社メディア『みんウェル』を立ち上げる。

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