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健康診断の検査項目をわかりやすく解説!検診内容の基本とまとめ

健康診断の検査項目をわかりやすく解説!検診内容の基本とまとめ

目次

はじめに

健康診断を受けるとき、「検査項目がたくさんあって、何を調べているのかよくわからない」と感じたことはありませんか。毎年受けている健康診断でも、検査結果の意味や各項目の内容を十分に理解している方は意外と少ないものです。

本記事では、健康診断の検査項目について、項目一覧とともにわかりやすく解説します。身体測定から血液検査、尿検査まで、それぞれの検査で何がわかるのか、どのような健康状態をチェックしているのかをご説明します。

健康診断の検査項目を正しく理解することで、自分の体の状態をより深く知り、健康管理に役立てていただければ幸いです。

健康診断では何をチェックしているの?検査項目の全体像

健康診断では、大きく分けて以下のような検査項目で構成されています。

検査カテゴリー主な検査項目何がわかるか
基本的な身体測定身長、体重、腹囲、視力、聴力体の基本的な状態、肥満度、内臓脂肪の蓄積
血液検査貧血検査、肝機能、腎機能、脂質代謝、血糖値体内の様々な臓器の状態、生活習慣病のリスク
尿検査尿タンパク、尿糖、尿潜血腎臓や膀胱の状態、糖尿病の兆候
心電図検査安静時心電図不整脈、心筋梗塞などのリスク
胸部X線検査胸部レントゲン肺や心臓の形態的な異常

これらの検査を組み合わせることで、生活習慣病をはじめとする様々な疾患の早期発見や予防につながります。健康診断は「異常がない」ことを確認するだけでなく、将来的な病気のリスクを早期に発見する重要な機会なのです。

体の状態を見る基本検査

基本検査それぞれの解説

基本的な身体測定は、健康診断の最初に行われることが多い検査項目です。 それぞれの内容と、何がわかるのかを解説します。

検査項目測定内容基準値・判定基準何がわかるか
身長・体重BMI算出BMI 18.5以上25未満が標準肥満や低体重の判定、生活習慣病のリスク
腹囲へそ周りの周囲長男性85cm未満
女性90cm未満
内臓脂肪の蓄積度、メタボリックシンドロームのリスク
血圧収縮期血圧・拡張期血圧140/90mmHg未満高血圧の有無、脳卒中や心筋梗塞のリスク
視力・聴力感覚器の機能視力1.0以上が目安日常生活の質に関わる感覚機能

身長・体重の測定

BMIとは、Body Mass Indexの略で、体格指数のことを指します。
肥満や低体重の判定に用いられ、生活習慣病のリスク評価の基礎となります。

日本肥満学会が定めたBMIの基準では、BMI 25以上が「肥満」と定義され、18.5未満が「低体重(やせ)」、18.5〜25未満が「普通体重」、最も疾病が少ないBMI 22を標準体重(理想体重)としています。 また、35以上は「高度肥満」に区分されます。

BMI計算方法

BMIは「体重kg÷(身長m)²」で算出できる数値です。
例えば身長170cmで体重が75kgの方であれば、「75kg÷(1.7m×1.7m)=25.95」となりますので、BMI値は25.95となります。

肥満度分類

BMI(kg/m2)判定WHO基準
18.5未満低体重体重が少なめ
18.5以上、25.0未満普通体重標準的な体重
25.0以上、30.0未満肥満(1度)肥満の手前
30.0以上、35.0未満肥満(2度)軽度の肥満
35.0以上、40.0未満肥満(3度)中等度の肥満
40.0以上肥満(4度)高度の肥満

出典:健康日本21アクション支援システム ~健康づくりサポートネット~【肥満と健康】

腹囲の測定

内臓脂肪の蓄積度を推測するための重要な指標です。
男性85cm以上、女性90cm以上の場合、内臓脂肪型肥満の可能性が高いと判断されます。
メタボリックシンドロームの診断基準にも含まれており、糖尿病や心血管疾患のリスク評価に活用されます。

血圧測定

心臓が血液を送り出す力と血管の状態を確認します。収縮期血圧(上の血圧)と拡張期血圧(下の血圧)を測定し、高血圧の有無をチェックします。

日本高血圧学会のガイドラインでは、診察室血圧で収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上を高血圧と定義しています。高血圧は脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患のリスク因子となるため、早期発見と管理が重要です。

視力・聴力検査

感覚器の機能を評価します。
視力検査では視力表や資料検査装置を用い、聴力検査ではオージオメーターという機器で特定の周波数の音が聞こえるかを確認します。
視力低下や聴力低下は日常生活の質に直接影響するため、定期的なチェックが推奨されます。 これらの基本検査は、健康状態を把握する上で非常に重要な情報を提供してくれます。

血液検査でわかること

貧血・コレステロール・血糖値

血液検査は、一度の採血で多くの健康情報が得られる効率的な検査です。 主要な検査項目について解説します。

検査カテゴリー主な検査項目基準値何がわかるか
貧血検査赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットヘモグロビン
男性:13g/dL以上
女性:12g/dL以上
貧血の有無、酸素運搬能力
脂質検査LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪LDL 140mg/dL未満、HDL 40mg/dL以上、
中性脂肪 150mg/dL未満
動脈硬化のリスク、心筋梗塞・脳梗塞の予防
血糖値検査空腹時血糖値、HbA1c空腹時血糖 100mg/dL未満、HbA1c 5.6%未満糖尿病の有無、血糖コントロール状態
肝機能検査AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPAST 30U/L以下、ALT 30U/L以下、γ-GTP 50U/L以下肝臓の障害、脂肪肝、肝炎の有無
腎機能検査クレアチニン、尿素窒素(BUN)、eGFRクレアチニン:
男性:1.00mg/dL以下
女性:0.70mg/dL以下
腎臓の老廃物排泄機能

貧血の検査

赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値などを測定します。

ヘモグロビンは酸素を運ぶ重要な物質で、男性では13g/dL未満、女性では12g/dL未満の場合に貧血と判断されます。貧血の原因には鉄欠乏、ビタミンB12欠乏、慢性疾患などがあり、さらなる精密検査が必要になることもあります。

脂質検査

LDLコレステロール(悪玉コレステロール)、HDLコレステロール(善玉コレステロール)、中性脂肪(トリグリセライド)を測定します。

LDLコレステロールが高いと動脈硬化が進行しやすく、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。日本動脈硬化学会では、LDLコレステロール140mg/dL以上を高LDLコレステロール血症としています。一方、HDLコレステロールは血管内のコレステロールを回収する働きがあり、40mg/dL未満の場合は低HDLコレステロール血症と判定されます。

血糖値検査

空腹時血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を測定します。

空腹時血糖値126mg/dL以上、またはHbA1c 6.5%以上の場合、糖尿病が疑われます。HbA1cは過去1~2か月間の平均的な血糖状態を反映するため、糖尿病の診断や血糖コントロールの評価に有用です。

肝機能検査

AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPなどの数値を確認します。

これらの酵素は肝細胞に含まれており、肝臓に障害があると血液中に漏れ出て数値が上昇します。飲酒習慣、脂肪肝、肝炎ウイルス感染などが原因となることがあります。

腎機能検査

クレアチニン、尿素窒素(BUN)などを測定し、腎臓の老廃物排泄機能を評価します。

クレアチニンから算出されるeGFR(推算糸球体濾過量)は、腎機能を総合的に判断する重要な指標です。

これらの血液検査項目を総合的に評価することで、生活習慣病や臓器の機能異常を早期に発見することができます。

尿検査・心電図・胸部X線などの検査内容を簡単に解説

血液検査以外にも健康診断では重要な検査項目があります。

それぞれの内容について解説します。

検査項目検査内容基準値何がわかるか
尿検査尿タンパク、尿糖、尿潜血すべて陰性(−)腎臓・膀胱の状態、糖尿病の兆候
心電図検査安静時心電図正常洞調律不整脈、心筋梗塞、心肥大などの心疾患
胸部X線検査胸部レントゲン撮影異常所見なし肺がん、肺結核、肺炎、心拡大などの異常
眼底検査網膜血管の観察正常所見糖尿病性網膜症、高血圧性変化
便潜血検査便中の血液検出陰性(−)大腸がんのスクリーニング

尿検査

尿タンパク、尿糖、尿潜血などを調べます。
尿タンパクが陽性の場合、腎臓のろ過機能に問題がある可能性があります。
尿糖が検出されると糖尿病が疑われます。
尿潜血が陽性の場合は、腎臓や膀胱、尿路の病気が考えられるため、精密検査が必要になることがあります。尿検査は痛みを伴わず、腎臓や膀胱の状態を簡便に評価できる優れた検査方法です。

心電図検査

心臓の電気的な活動を記録し、不整脈、心筋梗塞、心肥大などの異常を検出します。
安静時心電図では、胸や手足に電極を装着して数秒間の心臓の活動を記録します。
心房細動などの不整脈、虚血性心疾患、心筋症などの診断に役立ちます。
定期的な心電図検査により、心疾患の早期発見が期待できます。

胸部X線検査

肺や心臓、大動脈などの形態を画像で確認します。
肺がん、肺結核、肺炎などの呼吸器疾患、心拡大などの心疾患を発見することができます。
喫煙歴のある方や呼吸器症状がある方には特に重要な検査です。
ただし、X線検査で得られる情報には限界もあり、異常が疑われる場合にはCT検査などのより詳しい検査が必要になることもあります。

その他の検査項目

年齢や性別、既往歴に応じて、眼底検査、便潜血検査、腫瘍マーカー検査などが追加されることがあります。

眼底検査では網膜の血管を観察し、糖尿病性網膜症や高血圧性変化を評価します。
便潜血検査は大腸がんのスクリーニングとして40歳以上の方に推奨されています。

これらの検査を組み合わせることで、体の様々な部位や機能を総合的に評価し、病気の早期発見につなげることができます。

まとめ

健康診断の検査項目について、項目一覧とともにその内容と何がわかるのかを解説してきました。

健康診断では、身体測定、血液検査、尿検査、心電図、胸部X線など、様々な角度から体の状態をチェックします。
それぞれの検査項目には明確な目的があり、生活習慣病や様々な疾患の早期発見に役立ちます。
検査結果は単独で判断するのではなく、複数の項目を総合的に評価することが重要です。
健康診断を受けた後は、結果をしっかりと確認し、異常値があった場合は医療機関を受診することをお勧めします。

また、「今回は異常なし」という結果でも、経年的な変化を見ることで、将来的な健康リスクを予測できる場合もあります。毎年の検査結果を保管し、数値の推移を把握することも大切です。

健康診断は、自分の体の状態を知り、健康を維持するための重要な機会です。

検査項目の意味を理解し、結果を生活習慣の改善に活かすことで、より健康な生活を送ることができるでしょう。

この記事の著者 : みんウェル 編集部 (株式会社ICST 営業部)

医療機器営業とオウンドメディア運営の二刀流

これまで、衣料量販店のオウンドメディアの記事制作や、日用品メーカーの社内報の立ち上げに携わり、現在は医療機器の営業活動に邁進。
「医療機器だけでなく、日々の暮らしに役立つ情報もお届けしたい」という想いから、初めての自社メディア『みんウェル』を立ち上げる。

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