唇の皮むけ・縦じわを改善!今日からできる正しいリップケアとおすすめアイテム
目次
はじめに
唇のカサカサや皮むけ、縦じわは、多くの方が経験する身近なトラブルです。口紅がきれいに塗れなかったり、顔全体の印象が疲れて見えたりと、唇の状態は見た目にも大きく影響します。
唇は皮膚と口内粘膜の中間にあたる「粘膜移行部」と呼ばれるパーツで、角層が非常に薄く、皮脂腺もありません。そのため、他の皮膚部位と比べて乾燥しやすく、外部刺激を受けやすい特徴があります。
本記事では、唇の皮むけや唇の縦じわが起こる原因と、今日から実践できる正しいリップケアの方法、そして目的別のおすすめリップケアアイテムの選び方までご紹介します。健やかでうるおいのある唇を保つために、ぜひ参考にしてください。
唇の皮むけ・縦じわの主な原因とは?

唇の皮むけや縦じわは、さまざまな要因が複合的に関係して起こります。主な原因を理解することで、適切な対策が可能になります。
乾燥と水分不足
唇には皮脂腺がないため、水分を閉じ込めておくのが大変で表皮を守る自然な保湿成分を分泌しません。空気が乾燥する冬場はもちろん、エアコンの効いた室内や季節の変わり目でも唇は容易に乾燥してしまいます。
体内の水分が不足することも唇の乾燥を招く一因です。特に冬場や空調の効いた環境では意識的な水分摂取が重要になります。
無意識の習慣による刺激
唇を舐める癖は唇の皮むけや口角炎の原因となります。唇の角層は皮膚の中でもっとも薄いため、舐めることが刺激になり、唇の乾燥や荒れを招きます。
また、唾液に含まれる消化酵素が唇の乾燥を加速させることにも注意が必要です。 むけかけの唇の皮を無理に剥がす行為も傷口から細菌が入り込んだり、出血したりして症状を悪化させる可能性があります。気になっても自然に剥がれるのを待つことが大切です。
紫外線の影響
唇にはUV保護機能付きの表皮がないため、紫外線の影響を直接受けやすい部位です。
日光によって皮膚の水分が蒸発し日焼けをすると炎症を起こした皮膚細胞がターンオーバーで自分を修復しようとするため、唇の皮がむけやすくなります。
栄養バランスの偏り

偏った食生活はビタミン類の不足を招き、唇を不健康な状態にしてしまいます。
ターンオーバーにおいて重要な役割を果たすのが、ビタミンB2やB6といったビタミンB群です。これらのビタミンが不足すると唇の荒れや皮むけが起こりやすくなります。
ストレスや体調不良
体調を崩していたり疲労が溜まっていたりすると、内臓機能が低下して唇が荒れる原因となります。精神的なストレスも免疫力を低下させ、唇の健康を損なう要因となることがあります。
マスクの着用
マスクをつけていると内側が過剰に蒸れて唇にも皮膚炎が起きる可能性があり、マスクをはずした瞬間に水分が一気に蒸発して唇の乾燥が深刻化します。
口唇炎の可能性
唇の皮むけが一向に治らない場合は口唇炎の可能性があります。
口唇炎の原因はさまざまで、乾燥、ビタミンB2・B6の不足、免疫力の低下などがあり、アトピー性口唇炎、接触性口唇炎、剥離性口唇炎、肉芽腫性口唇炎など、いくつかの種類があります。
症状がひどい場合や繰り返す場合は、皮膚科の受診を検討しましょう。
今日からできる正しいリップケアの基本ステップ

唇の皮むけや縦じわを防ぎ、健やかな状態を保つためには、日々の正しいケアが欠かせません。
ステップ1:こまめな保湿
リップクリームは、乾燥を感じる前に塗るのがポイントです。
食後や歯磨きの後、外出前など、意識してこまめに塗り直しましょう。寝る前には、保湿力の高いリップバームやワセリンをたっぷり塗って、唇に「フタ」をするようにすると効果的です。
ただし、あまりに頻繁に塗りすぎてしまうと、その摩擦が逆に刺激になってしまい、かえってダメージとなってしまうことがありますので、保湿力の高い製品を選ぶことも重要です。
ステップ2:リップクリームの正しい塗り方
リップクリームは横方向に塗るのではなく、唇の縦じわに沿って縦方向に塗ると成分が唇の溝にしっかり入り込みます。力を入れず、やさしくなでるように塗ることが大切です。
ステップ3:ワセリンの活用
石油を高純度に精製したワセリンは唇の保護膜として乾燥を予防することが可能です。
唇に浸透せずにとどまるので外部刺激から唇を守ってくれます。そのまま塗っても良いですし、口紅にワセリンを混ぜると唇を保護しながらメイクができます。
ステップ4:リップパックでスペシャルケア

週に1〜2回程度、リップパックを取り入れることでより集中的なケアが可能です。
- リップクリームやリップバームなどを唇にたっぷり塗る
- 上からラップを覆って10分ほど置く
- やさしくラップを外す
(リップ専用のパックなどもおすすめです。)
唇の縦じわにもしっかり塗り込むこと、寝る前にパックすることがより効果的にするコツです。
ステップ5:紫外線対策
紫外線が強い時間帯に屋外で過ごすときにはUVカット効果のあるリップクリームを使用しましょう。
季節に関わらず、日中の紫外線対策は唇の健康維持に重要です。
ステップ6:唇への刺激を最小限に
- 唇を舐めない、強くこすらない
- 口紅やクレンジングの際は、ゴシゴシせずやさしく扱う
- 辛い食べ物やアルコールなど、刺激の強いものを控えめにする
- むけかけた皮は無理に剥がさず、自然に剥がれるのを待つ
ステップ7:室内環境の調整
冬場は特に暖房を使用していると室内の空気が乾いているので、加湿器などを適切に使い乾燥を予防しましょう。
ステップ8:栄養バランスの良い食生活
唇の健康を体の内側から支えるために、ビタミンB2やB6を積極的に摂取しましょう。
- ビタミンB2を多く含む食品
→納豆、牛乳、卵、レバー、うなぎ、ぶり、ほうれん草、アーモンドなど - ビタミンB6を多く含む食品
→ささみ、バナナ、玄米、かつお、まぐろ、鮭など
バランスの取れた食事が難しい場合はサプリメントで補うことも一つの方法です。
皮むけ・縦じわ対策におすすめのリップケア成分と選び方

リップケアアイテムを選ぶ際は、配合されている成分に注目することで、より効果的なケアが可能になります。
おすすめの保湿成分
◆セラミド
セラミドは肌の一番表面の角質層に存在する成分で、角質層の水分のうち80%以上がセラミドなどの細胞間脂質によって守られており、水分をサンドイッチ状に挟みこむことで肌のうるおいをキープします。「最強の保湿成分」とも呼ばれ、唇のバリア機能を高める効果が期待できます。
◆ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は200~600倍もの水分を蓄える力があり、乾燥に強く、湿度が下がっても肌から蒸発する水分を最小限にとどめることができます。唇の表面の水分を保持するために働きます。
◆シアバター
植物性のバターで、肌なじみが良く、高い保湿効果があります。唇を柔らかく保ち、保護膜を形成してくれます。
◆ホホバオイル
皮膚に近い成分を含み、浸透性に優れたオイルです。乾燥から唇を守り、なめらかに整えます。
◆スクワラン
人の皮脂にも含まれる成分で、肌なじみが良く、保湿効果が高い成分です。
おすすめの整肌成分

◆ビタミンE(トコフェロール)
抗酸化作用があり、血行を促進する効果が期待できます。唇の荒れを防ぎ、健やかに保ちます。
◆ビタミンC誘導体
抗酸化作用があり、唇の健康をサポートします。くすみが気になる方にもおすすめです。
◆グリチルリチン酸ジカリウム
荒れた唇を整える成分です。医薬部外品の有効成分として配合されることもあります。
製品の選び方
1. 唇の状態に合わせて選ぶ
- 軽度の乾燥:一般的なリップクリーム
- ひどい乾燥・皮むけ:リップバーム、ワセリン、薬用リップクリーム
- 縦じわが気になる:美容液成分配合のリップセラム
- 紫外線対策:UVカット効果のあるリップクリーム
2. テクスチャーで選ぶ
- スティックタイプ:持ち運びに便利で、外出先でも使いやすい
- チューブタイプ:たっぷり塗りやすく、衛生的
- ジャータイプ:高保湿で、夜のスペシャルケアに最適
3. 低刺激性のものを選ぶ
香料や着色料、アルコールなど、刺激になりやすい成分ができるだけ少ない製品を選ぶと敏感な唇にも安心です。無添加処方や敏感肌向けの製品も検討すると良いでしょう。
4. 継続しやすいものを選ぶ
リップケアは継続が大切です。使用感や香り、価格など、自分が続けやすいものを選びましょう。
【目的別】唇の状態に合わせたおすすめリップケアアイテム

基本のデイリーケアに
スティックタイプのリップクリームが日常遣いにおすすめです。
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合され、UVカット効果があるものを選ぶと、日常的な乾燥や紫外線から唇を守れます。 ベタつかず、口紅の下地としても使えるタイプは、メイク前のケアにも最適です。
ひどい乾燥・皮むけに
高保湿のリップバームやワセリンベースの製品がおすすめです。
油分が豊富で、唇に保護膜を形成し、水分の蒸発を防ぎます。
医薬部外品の薬用リップクリームは、荒れや炎症を抑える有効成分が配合されており、トラブルがある時に頼りになります。
縦じわ・エイジングケアには
リップセラムや美容液タイプの製品がおすすめです。セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミン類など、美容成分が高濃度で配合されており、唇にハリと潤いを与えます。
夜のスペシャルケアとして使用すると、翌朝の唇のふっくら感が実感できます。
夜の集中ケアに

就寝前には、ジャータイプのリップバームや高保湿のリップマスクがおすすめです。
たっぷりと唇に塗り、眠っている間に集中的に保湿することで、翌朝の唇の状態が改善されます。
ラップパックと併用すると、さらに効果的です。
外出先での手軽なケアに
携帯しやすいスティックタイプやミニサイズの製品がおすすめです。バッグやポーチに常備しておき、乾燥を感じたらすぐにケアできるようにしましょう。
トーンアップ・血色感アップに
色付きのリップクリームやティントタイプの製品は、保湿しながら唇に血色感を与えます。メイクアップ効果により、くすみを目立たなくし、健康的な印象の唇を演出できます。
まとめ

唇の皮むけや縦じわは、乾燥、紫外線、栄養不足、ストレスなど、さまざまな要因によって引き起こされます。唇は角層が薄く皮脂腺もないため、他の皮膚部位よりもデリケートで、適切なケアが不可欠です。
今日から実践できる正しいリップケアの方法として、こまめな保湿、正しい塗り方、リップパックによるスペシャルケア、紫外線対策、唇への刺激を避けること、そして栄養バランスの良い食生活が重要です。
リップケアアイテムを選ぶ際は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分に注目し、唇の状態や使用シーンに合わせて、基本のリップクリーム、高保湿のリップバーム、美容液タイプのリップセラムなどを使い分けましょう。
毎日の保湿ケアを徹底し、体の内側からも栄養を補給することで、健やかでうるおいのある唇を保つことができます。症状がひどい場合や改善しない場合は、口唇炎などの疾患の可能性もあるため、皮膚科の受診を検討しましょう。
注意事項
- 本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の医療相談に代わるものではありません。
- 唇の症状が改善しない場合や悪化する場合は、皮膚科医など専門医にご相談ください。
- リップケア製品を使用する際は、製品の使用方法や注意事項をよく読み、ご自身の肌に合ったものをお選びください。
- 本記事で紹介している効能効果は、化粧品の効能効果の範囲内での表現です。




