2009年1月16日掲載2009年 年頭挨拶
あけましておめでとうございます。
旧年中は一方ならぬご贔屓を賜り、社員一同感謝を申し上げます。
昨年の全世界的な経済危機は100年に一度ともいわれました。サブプライムローン問題に始まり、リーマンブラザーズ破綻を経て、世界同時株安、急激な円高と、経済状況の悪化は、誰が考えるよりもはるかに速く進んでいきました。
幸いにもICSTは、輸出と輸入の両方を行い、新興国(BRICs)を対象とした医療健康機器という限定された領域でビジネスを展開してきたこともあり、現在のところ、直接の影響はそれほど現れておりません。しかし、2009年は楽観できない状況にあることは確かです。
しかしながら、このような経済情勢の中にあればあるほど、中小企業にはチャンスなのではないかと思えるのです。大きな組織は思い切って舵を切ることはできず、簡単には動けない状況だと考えられます。我々のような小さな組織だからこそ大企業に先んじる道を探せると思うのです。それにはスピードときめ細かなサービスが、何にも増して求められます。そのため、このような状況にも関わらず、昨年末12月8日に本社オフィスをさいたま新都心S4タワーへ移転しました。創業以来いろいろな人々との良い関わりあいが、この移転に結びついているように思えてなりません。縁とは不思議なもので、このビジネスを始めてから、10年ぶり、15年ぶりに再会する方々も多く、皆様のお力により創業したばかりのICSTは生かされてきたようにも思えます。すべての人とのかかわりで生かされている自分がいることを改めて思い、関わる全ての方々がICSTと仕事をして良かったと思えるような、そういう仕事をしてゆきたいと思うのであります。
私たちは、いろいろな縁で1つの会社に集い、共に汗して、笑い、悩み、月日を重ねてきました。創業こそ一人で行ったとしても、その後の歩みは決して一人ではできないものです。この感謝の気持ちを新オフィスに移転しても忘れずに、第5期の残り3ヶ月と4月から始まる第6期の目標へ向けて邁進してゆく所存です。
新年度は開発技術部門を充実し新製品開発を強化することにより、これまでに作り上げた販売チャネルへいかに良い商品を供給できるかに重点をおいた体制作りを行って参ります。同時に営業に関しては、新商品の投入と更なるチャネル拡大にチャレンジし、顧客の皆様のご期待に添うような企業へと成長をしてゆきたいと思います。
本年もICSTを宜しくお願いをいたします。
株式会社ICST 代表取締役
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