【販売終了】
新型コロナウィルス中和
抗体検出スクリーニング
キットDN-101(研究用)
中和抗体とは、病原体や感染性粒子が細胞に対して及ぼす生物学的な影響を中和して、細胞を防御する抗体です。 約1年間埼玉医科大学の中央検査部前田卓哉教授等との共同検証研究により「新型コロナウィルス中和抗体検出スクリーニングキット」の精度検証を終了し、7/21発刊のMTJ(The MEDICAL&TEST JOURNAL)にその内容を掲載いたしました。
今後、ワクチン接種後に産生される中和抗体をモニターし、ワクチンの効果がどの位持続するか調べることで、ワクチン接種タイミングを計画的に行う指標などに用いられる製品となることを期待しています。
本キットは中和抗体キットに注目

ワクチン接種

中和抗体ができる

ウイルスが中和

ウイルス撃退
ウイルスを撃退できるのは中和抗体です。
本キット
ワクチン接種等により感染を防御する中和抗体を検出
ワクチン接種後の抗体産生の確認用に使用)
従来のキット
中和抗体以外の抗体を主に検出
(過去のウイルス感染を調べる疫学的調査等に使用)
※本キットは中和抗体を検出するため、感染を防御できる抗体を保持しているどうかを調べる目的で使用できます。
※本キットは診断用には使用できません。 研究専用としてご使用ください。
キットの使用方法




S1抗体を検出するELISA法にて陽性と判断された93.8%(30/32)の検体に対し、本キット(IgG)を用いた検討にて陽性と判断できました。COVID-19流行前に採取された凍結保存患者血清99検体を用いた特異性の検証では、96%(95/99)で陰性と判断でき、高い特異性が示唆されました。
本結果から、少なくともS抗原に対する本キット(IgG)は、高い感度でS抗体の検出が可能であることから、新型コロナウイルスに対する中和力価を持つ検体が判別できる可能性が示唆されました。 (Wajnberg Aらは:Science, 2020年、S抗原に対するIgG抗体が陽性となった90%以上の検体において、ウイルスに対する中和抗体が検出されると報告しています)。
- 感度
- 特異性
- 93.8%
(30/32) - 96%
(95/99)
- 埼玉医科大学病院 臨床検査医学 教授
- 埼玉医科大学病院 中央検査部 部長
- 前田卓哉先生らのチームにより評価