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社長コラム

2006年10月25日掲載手帳の使い方

起業してみて一番感じたのは、とにかく毎日山のように出てくる問題と消化すべき仕事です。それは、並大抵の方法ではうまく回りません。会社勤めをしていた頃から備忘録としてノートを使用してきましたが、自然と使い方も洗練されてきたように思います。いろいろなスタイルもあるとは思いますが、今回は私なりのテクニックをご紹介しましょう。

私は、A6のバインダーノートを使用していますが、見開きで左側に一週間のカレンダーがあり、右のページには罫線が引かれてメモが書けるタイプのものを薦めします。

 

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私の使っている手帳
(クリックすると拡大画像がみられます)

 

一週間でやらなきゃならないことを右ページのノート欄に、先頭に白四角をつけながら記載していきます。そのリストの中で、途中まで消化できたものは黒三角で塗ります。全部消化できたら黒四角に塗りつぶして終了とします。これで、手付かずの事項、着手した事項、消化済みの事項を一目で確認できます。

ここまでは普通の備忘録ですが、私はこれに二つの工夫を付け加えています。

1.繰り返し転記する

ひとつは、黒三角、白四角のまま残っている項目は、同じ内容をまた翌週のノート欄に書き写すという作業です。人間とは横着なもので、やりたくないもの、困難なものほど後回しにするものです。結果として、同じものが毎週毎週、嫌になるくらい登場してくるわけです。毎週見ている未消化の事柄を思い切って片付けたら、数週間分をさかのぼってすべて黒四角に塗りつぶしていきます。それは、まるでオセロゲームのようにパタパタパタと・・・・・・ そのとき、皆さんも達成感に酔いしれてしまうでしょう。

 

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備忘録の例
(クリックすると拡大画像がみられます)


2.未消化に優先度をつける

二つ目は、三角に塗る位置によって優先順位を割り当てて、塗り分けていくという方法です。4つの優先順位マークを使用して、その週に何を先にやるかをランク付けしていきます。これにより、その週に終わらなければいけないことがはっきりし、確実に消化するべきものを間違いないタイミングで処理できます。優先順位を決めて毎日毎日眺めることで、困難な仕事ほど解決する勇気が持てる、そういう癖をゲーム感覚で身につけることができます。毎朝、5分間眺めると、全体の仕事量を想定して一日の計画ができ、帰りの5分間で未消化な部分が的確に把握できます。それを毎日繰り返すことで、仕事がどんどんはかどるというわけです。

いかがでしょうか? 私流の手帳の使い方が、すこしでも参考になったら幸いです。

株式会社ICST 代表取締役
横井 博之


 

横井 博之


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