貿易事業

ICSTの行なう三国間貿易

BRICsの1つロシアは、資本主義経済への移行後、景気が上向き消費活動は活発化しています。また、医療・健康機器に対するニーズも高まり、欧米やアジアの優れた品質の製品を求めています。しかし、直接取引を行なうときの品質の維持・コントロールは手間がかかります。また、台湾・中国・韓国の企業は、ロシア市場に参入したくても、代金回収についての危惧をもっていて、なかなか参入を果たせません。そこで、ロシア企業と台湾・中国・韓国の製造会社に太いパイプを持つICSTが両者の仲立ちをすることで、東アジアの製品をロシアに売り込むことに成功しました。ロシアからの発注を取りまとめ、東アジア各国から製品を調達、ロシアに向け発送します。支払いもICST経由となるため、受注した企業も代金を回収しやすくなります。

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医療・健康機器の目利き

もちろん、この程度のことなら、日本の総合商社でも行なうことができるでしょう。ICSTのユニークな点は、これだけにとどまりません。社長の横井博之は、長年医療・健康機器の開発に携わった経験から、どういった製品がロシア市場のニーズに合致するかを見極め、台湾などの企業が開発した多くの製品の中から、ニーズに合ったものを捜し出すことができます。また、既存の製品に該当するものがない場合は、ICSTが独自に製品を企画し、台湾などの企業に対して設計・製造を依頼することもできます。さらに、売りっぱなしではなく、常に製品をチェックし、安定した品質を保ち、粗悪品の流入を防ぐこともできるでしょう。いわば、医療・健康機器の「目利き」の役割を果たすわけです。ロシアのパートナー企業と台湾・中国・韓国のメーカーの間に日本のICSTが入ることで、市場ニーズに的確な製品を投入することができ、ロシア・東アジア双方のビジネスチャンスを広げることができるのです。

ICSTの製品群
ICST(NOZOMIブランド)の製品群

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三国間貿易の真のメリット

ICSTの作ったこのシステムでは、単なる物やお金の流れだけでは成り立たないことに、気づかれると思います。ビジネスを発展させるうえで、情報の流れが重要な要素となっています。製品に関する情報が加わることで、そこには、単なる売り手・買い手の関係を超え、企画、製造、販売の各企業が渾然一体となってビジネスを発展させていく企業集団、いわば運命共同体(Fatalistic Collaboration)が形成されていきます。
そして、その中央に位置するのがICSTというわけです。市場、製造こそ海外にまたがっていますが、物をつくり情報を発信していく拠点は、日本にあるということです。ICSTでは、これをProduced by JAPAN!と名づけ、大きな特徴としています。

ICSTのビジネスモデル

ICSTの編み出した、このユニークな三国間貿易のシステムは、急速に実を結び、大きな成果を上げてきました。ICSTの今後の活躍にご期待ください。

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ビジネスモデルの特徴

トライアングルを構成する三国が、それぞれ得意とする領域を分担することで、ICSTは人・物・金の流れを円滑にし、ワールドワイドで健全な経済循環を創造する国際的な活動を行う企業となっています。

■ ロシアの役割

ロシアを中心とした東欧、中欧経済圏への製品輸出販売を行います。また、その経済圏で求められている医療機器や健康機器についてマーケットリサーチと要求仕様のまとめをおこないます。

■ 台湾の役割

日本法人 株式会社ICSTからの新製品企画開発を行うとともに、市場要求に合致した商品を台湾、韓国、中国などで開拓するという、製造拠点としての役割を担います。ICSTの台湾におけるビジネスパートナーはWell Lifeで、台湾・香港(中国)を活動範囲として、共同で作業にあたります。

■ 日本の役割

日本法人である株式会社ICSTは、市場から要求に基づく新製品企画開発を行うとともに、台湾、韓国、中国で市場要求に合致した商品の開拓と製品品質の吟味と管理を行います。