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酸素関連事業

健康向け高濃度酸素の歴史

元々、酸素濃縮器は在宅医療の酸素療法用機器として販売されてきました。しかし、その市場は、患者数12万人に対して帝人がシェア60%を占めるという、まったく競争のない状態でした。販売価格も60万円から100万円と高価で、いわば『保険点数だのみ』の商品です。

Oxygen capsel
酸素を売り物にする
エステも流行
しかし、健康志向の高い人々は、高濃度酸素の吸入のさまざまな利点に注目していました。1980年代末あたりから「酸素バー」という施設が目立つようになります。おりしも時代はバブル期で、多忙をきわめ疲労が溜まったビジネスマンやディスコ遊びで疲れた女性など、多くの人が高濃度酸素の効果を期待して利用し、マスコミでも繰り返し取り上げられました。この酸素バーは、現在でも、健康ランド・スーパー銭湯・フィットネスクラブなどに併設され、広く認知されています。家庭用酸素発生器は、松下電器が酸素エアチャージャーで市場参入した2003年から市場が拡大し、オリンピックイヤーだった2004年は、「酸素力」と言う謳い文句で宣伝も盛んに行われました。酸素濃度30~40%の健康機器としての中濃度酸素発生器の市場規模が、将来は数百億円になるといわれはじめたのも、この頃です。
そして、2006年は、酸素ビジネスに大きな転機をもたらした年となりました。セブンイレブンと白元が共同開発し、一部店舗で試験販売した酸素缶「O2supli」が、予想外の人気となり、すぐさま全国展開となりました。発売当初は品切れで入手困難になるほどのフィーバーぶりで、マスコミの注目も集めました。この製品、比較的新しいものに飛びつきやすい客が多い都会の店舗ばかりでなく、トラックドライバなどが立ち寄る地方の店舗でも売上が伸び、新しい市場の隆盛を予感させました。

O2Shuttle
エアテクノロジーズのO2 Shuttle
さらに、酸素カプセルについては、その存在感を決定的にした出来事がありました。夏の甲子園で優勝した早稲田実業の斉藤佑樹投手が、連投の疲れをとるため酸素カプセルを利用したと報じられると、酸素カプセルが一躍注目を浴びました。この酸素カプセルは、通常より高めの気圧(1.3気圧程度)をかけたカプセルに高濃度の酸素を満たし、酸素の吸収を促進するというものです。2002年にデービッド・ベッカムが骨折した際、高酸素室に入って回復を早め、ワールドカップに出場したことから、俗に「ベッカム・カプセル」とも呼ばれます。現在も、エステサロンなどを中心に、酸素カプセルの導入は伸び続けています。
酸素バーや酸素カプセルが一般的なものになってきた現在、次のターゲットは家庭用分野です。酸素バー・エステサロン・酸素缶などで高濃度酸素のよさがわかってきた消費者が、次は自宅にいながらにして高濃度酸素を吸いたいと考えるのは、むしろ当然のなりゆきといえます。水を購入することを想像できなかった10年前を考えると、空気中にありふれた存在である「酸素を買う」という酸素事業が、着実に大きなビジネスに成長してきていることを理解できるでしょう。

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ICSTの酸素濃縮器

ICSTは、循環系の基本である呼吸と酸素の取り込みという観点から、酸素関連製品の企画開発を行ってきました。現在は、業務用酸素濃縮器O2Supply家庭用小型酸素濃縮器NOZOMI OG-102の2つの製品を主力に販売を行っています。

O2プロダクツ
ICSTの酸素濃縮器ラインアップ

ICSTでは、高濃度酸素の健康機器用途への活用はもちろんのこと、他分野への応用も模索し、研究・開発を重ねています。